現代人は必要以上に水分を摂ってはダメ!

初診の患者さんに鍼灸治療をしていると
『あれ?身体に水が溜まっているな・・・』
と感じる事がよくあります。

自分 『もしかして健康の為にって水を沢山飲んでませんか?』
患者さん 『水を沢山飲んだほうが身体に良いんでしょ? 意識的に飲むようにしてるよ』
自分 『そんなに水を飲むと逆に体調が悪くなりますよ・・・』
患者さん 『え?本当に?』
自分 『運動とかで汗かくとスッキリしませんか?』
患者さん 『うん 汗かくとスッキリする』
自分 『それは余分な水分が出たからスッキリしたんですよ。 余分な水分を出してスッキリした人が水を飲む必要はなくないですか?』
という会話をして身体の仕組みの説明をする事はよくあります。

そもそも水を飲んだほうが良いと言ったのはアメリカの人です。
①乾燥した地域に住んでいる②筋肉がつきやすい人が汗をかけば身体から水分が失われて体調を崩す理由になります。
その場合はしっかり水分補給をして体調管理をするべきです。

でも日本人は
①高温多湿な国で②筋肉がつきにくい代謝の悪い人種が沢山水分をとる必要はあるのでしょうか?

更に現代の日本人は通勤は車、仕事はデスクワークで汗をほとんどかかない。
夏もエアコンのかかっている環境に1日いるので夏も汗をかかない。
そんな状態の人が本当に水をとる必要はありますか?

身体に水が多ければ、余った水は下に溜まるので足がむくみます。
むくむほど水があれば、足を冷やします。
足が冷えれば、睡眠の質が下がり自己治癒能力は下がってしまいます。
身体に水が沢山あれば、水のろ過をしている腎臓に負担になって腎臓は疲れて水のろ過の機能が下がってしまいます。

水を飲み過ぎている患者さんには
『水を意識的に飲むようになって調子って良くなりましたか?』
と聞くと患者さんの100%が
『特に実感はしていない』
と答えます。
なので
『では、水を控えてみて調子をみてみてはどうでしょうか?』
と提案をします。

そうすると皆さん
『意識的に水分をとらなくても別に困らないし逆に体調が良くなった』
と答える患者さんばかりです。

もちろん運動や仕事で汗をかく方、移動が徒歩や自転車、電車通勤で移動中にも汗をかく方には水分を摂る必要はあります!

まずは自分の足がむくんでないか? 確認してみてはどうでしょうか?
足がむくんでいたら水分を摂り過ぎている可能性がありますよ!

鍼灸治療で体調が整えって、腎臓が元気になって、トイレに行きたくなる方も多いです。
むくんでいて、水がうまく出せない方は鍼灸治療をしてみてはいかがでしょうか?