西洋医学と東洋医学の違い

初診の患者さんに鍼灸治療を理解してもらう為に、東洋医学と西洋医学の違いを話をしています。

例として風邪をひいた時の話をよくします。
・西洋医学は、風邪をひいたら風邪薬で風邪を治そうとします。
・東洋医学は、何故風邪をひいたか見極め、免疫力などをあげて風邪をひかない体質作りをしていきます。

皆さんの医学知識は西洋医学寄りになっている為、
『風邪をひいたら風邪薬を飲めばいいか』
という感じの不調の原因はそのままで、不調の対処しか考えられなくなっている方が多いです。

でも、真冬で裸でいたら、またすぐに風邪をひいてしまわないですか?
風邪をひいてからの対処も大切ですが、風邪をひかない様にする事も大事です。

東洋医学は、どうして風邪をひいたか見極めて風邪の対処をするので、風邪の症状も改善し今後風邪をひかない様になっていきます。

患者さんからは
『そんなアドバイス、初めて聞いた』
なんてよく言われますが西洋医学と東洋医学では、目的が違うのでアドバイスも違って当たり前です。

鬱病や不眠症の方から
『いくら薬を飲んでも治らない』
という事をきくのですが、
薬で不調の対処はしているけど、不調になる原因はそのままなので治りくい訳です。

『西洋医学が劣っていて、東洋医学が優れている!』
なんて事は言いません。
ワクチンや抗生物質、手術など西洋医学で治せる病気は沢山あります。
でも、適材適所で西洋医学が向いている病気もあれば、東洋医学が向いている病気もあります。

なかなか良くならない身体の不調、鍼灸治療を試してみはいかがでしょうか?

当院の鍼灸治療は、睡眠の質を整えて自己治癒能力を発揮できるようにして患者さん自身で不調を対処できる体質を目指しています。
今の痛みや不調の対処ではなく、痛みや不調に悩まされずに元気に仕事もプライベートも充実できる身体にしませんか?