1.29 鍼灸治療と自律神経

鍼灸治療が得意とする不調に『不定愁訴(ふていしゅうそ)』があります。
不定愁訴は、病院で検査をしても異常は見つからないけど、身体の調子が悪いという状態です。
『不定愁訴』の原因は色々ありますが、原因の一つに自律神経の乱れがあります。

自律神経には、興奮する交感神経と、リラックスする副交感神経があります。
本来は交感神経と副交感神経がシーソーの様にバランスよく動いているのですが、交感神経のスイッチが入りっぱなしになったり、リラックス状態にならない状態が長時間続くと身体に負担がかかり何かしらの不調の症状が出てきます。

鍼灸治療には高いリラックス効果があるので、副交感神経が優位になって自律神経のバランスがとりやすくなります。
1回でもある程度は自律神経が整いますが、継続して鍼灸治療をすると自律神経がバランスよく動く様になって不調が生まれなくなっていきます。

自律神経を乱す理由はストレスや睡眠不足、運動不足など生活習慣もありますが、暑さや寒さ、気温の大きな変化、生活環境の変化など環境による負担もあります。
*中学生が高校に進学して、学校を休みがちになるのも自律神経が影響している事もあります。

鍼灸治療は本来予防医学的な立ち位置の施術方法です。
環境によって体調を乱す事もあるので、定期的に鍼灸治療受けて自律神経を乱さない様にするのもオススメの施術の受け方です。